Section 11
Prev     Next

11   限定詞(D)と疑問限定詞(WD)

NP を談話領域に関係づけることによってその NP の指示対象を規定する表現は限定詞と呼ばれる。限定詞は D と,疑問限定詞は WD とラベル付けされる。限定詞は句の主要部となることはなく,直接 NP の下に現れる。以下に通常見られる限定詞のリストを示す。これらの中には,本コーパスに実際に出現するものもある。

なんらかの, れいの, かの, くだんの, くだりの, ありったけの, この, その, あの, こうした, そうした, ああした, こういった, そういった, ああいった, こんな, そんな, あんな, ろくな, ことな, あえづげな, あえっげな, こういったような, あらゆる, ある, かかる, さる, さる, あくる, きたる, しゅたる, とある, さいたる, ありとあらゆる, こういう, そういう, ああいう, わが, われらが, おのが

通常見られる疑問限定詞(WD)のリストを以下に示す。 実際本コーパスに出現するものを含む。

どの, どういう, どのような, どういった, いかなる, どういうふうな, いずれの, どっちの, どちらの, どんな, いかなる, なんたる

Prev     Next
Section 10  Home  Section 12